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キャンパスの樹木
キャンパスの樹木は、近畿大学大学新聞第379号(平成7年1月発行)から連載が始まったコラムです。
第1回目は、本学の学園花である「梅」でした。
筆者は「松と日本人」で毎日文化賞(93年)を受賞している元総務部総務課職員の有岡利幸さんです有岡さんは平成15年3月に退職されましたが、引き続き本学大学新聞に寄稿いただいています。

62.緻密な軟材が工芸用に重宝 厚朴・朴(ほおのき)
ほおのき
上原敬二著「樹木大図説」(有明書房)より
 ホオノキはモクレン科の落葉高木で、高さ30メートル、径1メートルに達する。北海道、本州、四国、九州に自生する。やや厚めの葉は大きく、長さ20〜40センチ、幅13〜25センチもある。
 
 この葉は食品の包装に用いられ、飯や餅をつつみ「ほおば餅」とよばれる。また食品の移り香をさける仕切りとしてもつかう。「ほお葉みそ」は、酒の肴や飯のおかずに格好のもの。小さなコンロの金網にホオの葉を敷き、葉の上に刻みネギやおろしショウガを添えた味噌を乗せて焼くときの香ばしい匂い、焼き上がった味噌には郷土の味が感じられる。
 
 樹皮は黄柏と同様に、健胃、下痢、駆虫剤とされる。
 
 樹形は雄大なので公園樹に用いられる。
 
 材はち密で軟らかく狂いが少ないため実用性が高く、家具や細工物などの工芸材料、製図板などに重宝されている。繁殖は実生だが、発芽力は旺盛で、生長は早い。Eキャンパス。

(第454号 平成17年4月1日)

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