| 「生命科学分野」の卓越した研究拠点に
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文部科学省による、世界的研究教育拠点の形成のための重点的支援「21世紀COEプログラム」の、「生命科学分野」における研究拠点に、入谷明先端技術総合研究所所長(理事・生物理工学部教授)をリーダーとした、大学院生物理工学研究科と先端技術総合研究所が中心となる「食資源動物分子工学」研究拠点が、このほど選ばれた。
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COEとは、「センター・オブ・エクセレンス=卓越した研究拠点」の略。文部科学省による「大学の構造改革の方針」に基づき、新規事業として「研究拠点形成費補助金」を設置した。
世界のトップレベルの大学と伍して、教育および研究水準を向上させ、世界をリードする創造的人材を育成するために、学問分野ごとに将来性があり、優れた研究を行う大学を選び、5年間にわたり重点的に支援することで、活力に富み、国際競争力を有する世界最高水準の大学作りを目的としている。 |
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| 有用遺伝子の活用 食糧問題対策に有効 |
全国の163大学から464件の研究プランの応募があり、50大学113件の計画が選定され、私立大学からは15大学の25件が選ばれている。大阪府から4大学が選ばれているが、私立大学は本学のみという快挙となった。
研究教育内容として、動物・植物・海洋生物資源など、生物界に広く存在する有用遺伝子資源を利用した新規有用家畜の生産に関する研究を展開する。
拠点リーダーとなる入谷教授を中心とした研究チームは、体外受精、体細胞クローン動物作成や遺伝子改変動物の作出などの発生工学的手法を、実験動物や家畜等における発生工学的研究に用いて、多くの先進的な業績を残している。今年には世界で初めて植物由来遺伝子を利用した動物の遺伝的改変に成功し、ホウレンソウの遺伝子をもったブタを誕生させ、動物の遺伝的改良に植物由来の遺伝子を利用できることを実証している。
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また有用遺伝子を解析するグループは、アコヤガイにおいて真珠の形成を行う主要な遺伝子の単離とその活性に成功した実績があり、家畜に優れた性質を与えることのできるたんぱく質や遺伝子の単離同定に関しての役割を担当する。
さらに生産物機能性・安全評価のグループは、植物の生理活性物質やその合成にかかわる酵素の単離精製の研究や、植物を中心とした生鮮食品の安全性や品質保持についての研究で成果をあげており、遺伝子改変動物の食品としての安全性を詳細に研究する。
以上のように、未だ利用されていない、人類にとって有用な遺伝子資源を探索し、遺伝子改変に利用することで、まったく新規の機能を持った食動物資源を作成、そして生産物の安全性を科学的に証明していく研究を通じて、21世紀に懸念される食糧問題に対して、新しい有用特性をもつ動物性食品の提供などの成果が期待される。
(近畿大学大学新聞 第437号 1面 平成14年11月1日発行)
(トピックス・ニュース 平成14年11月1日)
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