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「国内医科大学視察と討論の会」
本学医学部で開催 医学教育で意見交換
9月5日、6日の両日、医学部において「国内医科大学視察と討論の会」が開催された=写真。
この会は医学教育の現状を把握し、さらなる発展を目的として財団法人医学教育振興財団が主催となり、毎年1回開かれているもの。
全国80ある国公私立医科大学・医学部の中から1校を当番校とし、その大学の医学教育への取り組みや学生生活全般を視察してもらい、問題点や改善策を討論する。
昭和56年に第1回が開催され、今年で22回目を数え、関西地区の私立大学では、本学が最初の当番校となった。
今回は、文部科学省から高等教育局医学教育課村田貴司課長、医学教育振興財団の高久史麿理事長をはじめ16人、63大学から教務関係者81人、本学からも83人の教員が出席した。
第1日目は午後1時40分から高久医学教育振興財団理事長、安富正幸医学部長(当時)による開会の挨拶があり、続いて村田課長による特別講演「医学教育を巡る最近の話題」が行われた。
その後、本学の教員による講演が行われた。講演は松尾理教務委員長(生理学教授)の「新カリキュラム導入の経緯」▽伊藤浩行カリキュラム委員長(病理学教授)による「テュートリアルシステム」▽金丸昭久臨床教育委員長(内科学教授)による「クリニカルクラークシップ」▽後藤敏一助教授(基礎医学部門研究室生物学担当)による「生物未履修者対策」の4つ。
それぞれ本学での教育の現状と問題点を中心にした内容で、日本の医学教育でも話題となっているだけに参加者は熱心に耳を傾けていた。
また、午後5時から参加者と本学学生との懇談があり、4グループに分かれ、約1時間にわたって活発な意見交換がなされた。
第2日目は、午前9時30分から安富医学部長による「近畿大学の医学教育の目指すもの」と題した特別講演が行われた。引き続き、前日の講演、学生との懇談の内容をもとに約2時間、総合討論が行われた。
本学教員と参加者との意見のやり取りはもちろんのこと、中には鋭い指摘や具体的な改善策も出され、会場内は熱気に満ちていた。
閉会後には、医学部図書館内の華岡青洲資料室やテュートリアル室等の教育施設を見学し、全日程が終了した。
この会を通して、少しでも自校での教育改革の参考にしようとする参加者の積極的な姿勢が印象的であった。その熱意が自校での医学教育だけでなく、国内の医学教育全体をより高い水準へと導いていく。
(近畿大学大学新聞 第437号 3面 平成14年11月1日発行)
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平成14年11月1日発行)
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