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学術・研究
目標の実現に向けて 焦点を絞った教育を
工学部長 西川 恭治
西川工学部長 写真

 工学部は、近畿大学が全国的な大学ということもあって、広島県外の学生が多い。地域社会との結び付きを強めるため、平成12年度からは県内での指定校推薦制度を導入する。また、今年度より2、3年生を対象に中国通産省主導の地元企業へのインターンシップに参加した。地域住民を対象とした公開講座も今年度より開講し、好評を得ている。
 
 工学部では先端的研究設備を充実させるため、教員研究費を研究上緊急と思われる設備に、重点的に配分する工夫を行っている。また、教員は文部省科学研究費などの外部資金の導入にも努力している。
 
 教育の面では学生の目的意識の向上を図るため、情報処理関係や、公害防止関係などの各種国家試験のための講習会を開いている。大変好評で、今後はいろんな分野に広げていきたいと考えている。
 
 学生の課外活動の面では、工学部は東広島と呉の2つのキャンパスに分かれているため、クラブ活動が十分行えていないという問題点がある。当面はチューター制を取り入れて、学生のケアをしていきたいと考えている。
 
 工学部の教育目標は、人間形成の重視▽基礎学力の充実・工学基礎教育の推進▽技術社会の要請にこたえうる専門技術教育の重視▽問題解決力・総合的思考力・創造力の啓発▽地域社会に対して開かれた大学、の5項目である。
 
 この目標に沿った教育を具体的にどうするかということについては、以下は個人的な意見ではあるが、多くの課題すべてに対応するよりも焦点を絞って何かを確実に身につけさせる教育に力を入れたいと思っている。例えば広く各専門分野の基礎教育を習得するコースと、1つの専門分野について深く学ぶコースを設置し、学生に選択させてはどうかと思う。
 
 また工学部は、教育・運営・学生の課外活動の各面でも1つのキャンパスに統合した方がよいので、早期実現を目指したい。また、キャンパス統合は、大幅な学科改組の機会でもある。伝統的な学問分野を縦の柱として大切にしつつ、変化に柔軟に対応できる専門横断型の横の柱を作り、立体的な教育研究組織を構成したい。

(近畿大学大学新聞 第410号 2面 平成12年1月1日発行)

理工学部長 宗像 惠
生物理工学部長 入谷明
九州工学部長 曽根 靖史
山口大学学長 廣中 平祐 氏
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