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水産研究所富山実験場はこのほど、大型カレイ科の一種であるホシガレイとマツカワを養殖し、雌雄をそれぞれ組み合わせた人工交雑魚を作り、生育することに成功した。
ホシガレイとマツカワは全国的な知名度は低いが、漁獲量の激減から「幻の魚」と呼ばれ、東京の築地市場での魚価は1kgあたり1〜2万円もする高級魚。現在は一部の業者で養殖されているだけで、養殖技術は確立されていない。
富山実験場では平成6年に稚魚を購入。ホシガレイとマツカワ稚魚を親魚に育成した後、精子と卵を交雑し、昨年3月にホシマツ(ホシガレイのメスとマツカワのオスの交雑)、5月にマツホシ(マツカワのメスとホシガレイのオスの交雑)の人工ふ化に成功した。
それぞれ1万尾前後のふ化稚魚で飼育し、現在、ホシマツは約800尾育ち、大きいものは880g、マツホシは約900尾で560gにまで成長した。
将来的には実験場に隣接する堀岡漁協の養殖場でも養殖し、市場にも出荷する予定。村田修場長は「今後も研究を重ね、富山県の養殖魚の発展に寄与し、美味で安価な魚が多くの人に提供できるようにしたい」と話している。
(近畿大学大学新聞 第408号 3面 平成11年10月1日発行)
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