学部長あいさつ

経済学部ホーム > 学部概要> 学部長あいさつ

経済学部長 三田村けんいち

 

 

 

 

経済学部長 三田村けんいち

 

 

 

 

 

 

経済学ほど素敵な学問はない

経済学って?

 多くの人々や組織がそれぞれ勝手に動いているのに、それらの総体としての「世の中」は一見うまく回っているように見えます。デパートやスーパー、商店街を歩けば、ありとあらゆる商品が揃っていますが、それら無数の商品が店頭に並ぶまでの過程では、気が遠くなるほど多くの人々が関わっています。しかし、「世の中」全体を誰かがコントロールしているわけではありません(過去にそれをやろうとして大失敗した国はあります)。
 よくよく考えますと、これは大変不思議なことです(私は小さい頃、これが不思議でたまらなくて、眠れなくなったことがあります)。経済学は、この「不思議」を科学的に解き明かし、時に「世の中」の「軌道修正」を図りながら、最終的に「豊かな社会」を築いて行くことを使命とする極めてエキサイティングな学問なのです。
 一方、人間の行動のあらゆる局面に経済学は関係します。人がこの世に生を受けてから死を迎えるまでの、人生のあらゆる段階に関係すると言ってもよいでしょう。例えば、子供の数はどのようにして決まるのでしょう?これは、一見、生物学の問題のように見えますが、実は経済学の問題として考えることができます(人々の死のタイミングですら経済学の対象となることがあります)。その答えはここには書きませんが、興味を持った人はぜひ経済学の世界に入門してください。
 とにかく、人間が生きて行くということは、それはそのまま「経済行動」なのです。この意味で経済学を勉強することは、「よりよく生きる」ための糧となることでしょう。ワクワクするような知的刺激に満ちていますから、「知的好奇心」もきっと満足させてくれるに違いありません。最近では心理学や脳科学との関係が深い行動経済学や神経経済学という分野もあり、活発に研究が行われています。
 人間や「世の中」について深く理解したい(動機は単なる「好奇心」で十分です)、「世の中」をよくしたいと考えている皆さんには、経済学の学習を強くお勧めします。経済学は決して単なる「金儲け」の(「金儲け」だけの)学問ではありません。むしろ、現代を生き抜くための必須教養なのです。

近畿大学経済学部の特徴

 近畿大学経済学部は、経済学科、国際経済学科、総合経済政策学科の3学科構成をとっています。それぞれの特徴を簡単にご紹介しましょう。

 
経済学科:
経済学部の中では最も規模の大きな学科であり、広く経済学全体をカバーしていますので、皆さんが「迷子」にならないように、入学してから4分野に別れて勉強します。4分野の中には、「財政・金融」や「産業・情報」といったように対象で分けた分野がある一方で、「歴史・社会」や「理論・計量」といったようにアプローチの仕方に重点を置いた分野もあります。例えば、日本史や世界史が好きな人は「歴史・社会」分野を選択するとよいと思いますし、数学が得意な人には「理論・計量」分野が向いているかも知れません(時には、高校まではまったくの文系人間だったのに、大学で数理的アプローチに目覚める人もいます)。それぞれ関心や得意・不得意に応じて分野を選択されたらよいでしょう。

 

国際経済学科:
経済学をベースに、国際化時代を生き抜く力を身につけるための学科と言ってよいでしょう。具体的には、「国際産業・金融」と「国際地域経済」の2分野からなります。前者は、国境を越える経済活動や、国と国との経済的結びつきに焦点を当てた分野であり、後者は世界の各地域や各国の経済事情を学習する分野です。「海外体験プログラム」に参加することで、国際経済を肌で実感することも可能です。

 

総合経済政策学科:
経済学をベースに、高い企画・立案能力を身につけることを目指す学科と言ってよいでしょう。「現場」の種類の違いから、「公共政策」と「企業戦略」の2分野に別れます。前者は、主に行政の「現場」での活躍を、後者は主に企業の「現場」での活躍を念頭に置いています。「フィールドワーク」という「現場」に飛び出し、「現場」から主体的に学ぶ科目を開講していることも大きな特色です。

 

 また、いずれの学科でも、「演習」(少人数のクラスに別れて、発表や討論を行ったり、論文を書いたりする科目)や語学教育、IT教育も重視しています。特に、近畿大学経済学部の特色として、実践的英語教育に力を入れており、経済学部には珍しく商業科や社会科系の教員免許の他に、英語科の教員免許(中学・高校)の取得の道も開かれています。
 この素敵な学問である経済学を、是非、特色ある近畿大学経済学部で学んでください。多くの意欲ある皆さんをお待ちしております。