近畿大学文芸学部文化学科
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教員の紹介

中谷勝哉(Nakatani, Katsuya)

中谷勝哉

担当科目

行動発達学、比較行動論、心理学実験など

略歴

研究内容

 ものの見方と、それが形成され変化する過程について、構えの発生という観点から研究しています。
  先ず例をあげると、重いものを持っていてもしばらくするうちに重さに慣れて、続いてそれほど重くないものを持つとひどく軽く感 じられる。あるいは、他人のメガネを借りてかけるとしばらくはレンズの周囲が歪んで見えるがやがて歪みがなくなり、自分のメガネ に戻すといつもと違った感じがする。こんな経験には誰しもが思い当たることでしょう。このような現象を心理学では順応と残効といいます。こうした変化を実験心理学的に探求しようとしています。

  心や行動というのは常に変化を続けるものです。順応や残効に限らず、知覚は刻一刻と変化しています。また、成長し年を重ねてゆく過程でも変化するし、病気や障害を得ても変化します。これらの変化も同時に考えようと、子どもや患者さんなどのデータも集めて きました。最近は、発達障害児が世界をどのように見ているのかに関心を寄せています。

  それから、知覚の個人差と創造性との関連についての研究もしてきました。また現在は、母親が赤ちゃんを育てる上で、赤ちゃんや育児に対する構えがどのように形成されるのか、母親になる前の経験や知識との関連から主に調べる研究を始めています。

  また、行動の変化は動物の進化という過程でも起こります。我々の現時点での心や行動は進化の産物であり、また発達や病気などの 産物であり、刻一刻の変化の中から発生した産物でもあるといえます。このような見方から心や行動の発生過程を論じるスタイルを提 唱して「行動誌」と名付けています。授業ではそのような話もしています。

自己紹介

 なぜ心理学を始めたのかと問われると、やはり10代だった頃の「自分はなぜ生きているのか」「生きるとはどういうことか」「 人間とは何か」といった素朴な問いが出発点だったと思います。それは素朴であると共に深遠かつロマンチックな問いでもあります。 時には陳腐で根暗な問いだともされますが、心理学者を名乗るからには新鮮で面白い問い方を常に心がけたいと思っています。

  また同時に、心理学とは何か、さらには大学とは何かといった疑問にも頭を悩ませている今日この頃であります。ただ知識や技能を 身につけ、資格などを取得することが大学教育の目的ではないならば、広い視野と深い思索を追求することがその使命でしょう。また 公正、誠意、責任あるいは平和や人権などといった社会的な枠組みを考え、尊重することも大事だと考えています。

  ワンダーフォーゲル部というアウトドアのクラブの部長。趣味もハイキングとキャンプそれからたき火。心は北海道やスウェーデン 、カナダといった北の土地に向かっています。でも氏も育ちもコテコテの大阪です。落語や文楽などの上方古典芸能を愛好する人でも あります。しかし実を言えば、屋久島や沖縄もよかったなぁ。グルジアという国の隠れファンでもあります。心理学でなければ動物学 か考古学をやりたかったか・・・

著作・論文

(著書)

(翻訳書)

(論文)

(報告書等)

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